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*ベタベタしないで! サラッといきましょインテリアリフレッシュ。の巻!!
 
 ベタベタ、いやっ!

イタ車乗りならわかるこの気持ち(涙)。
いったいなんなの?これ。
新車の時はしっとり、なめらかだった灰皿が、いつのまにかベタベタに。キズやホコリ、おまけに指紋でひどいありさまです。
もちろん灰皿だけじゃありません。インテリア至る所にこの素材が使われています。

なんとかならないの?これ。なんとかなるのか?これ。と考え込んでいてもベタベタはひどくなるばかり。


で、やってみました……。
   



 
というわけで、始めましょう。今回は比較的作業しやすい灰皿でチャレンジしてみました。まずは現状確認。とはいっても、ベタベタの灰皿を前に
いったいどうすりゃいいの? と途方に暮れただけなんですが。表面全体がベタベタして、指で強く押すとしっかり指紋が残るほどです。
ホコリや小さなゴミが表面のベタベタに食い込むように付着して、とてもじゃありませんが内装部品には見えなくなってきました。
いったいどうなる、ほんとにキレイになるの?



 
基本的にはプラスティック製のベースとなるパーツに、ゴム状の表面コーティングなのか塗装なのかなんなのか、後処理で仕上げられているようです。
とりあえず削りとって見ることにしまた。マイナスドライバーでカリカリ。
うーん。カリカリどころか、ネチネチです。やればやるほど粘着性が高まっているような……。いくらやっても「キレイな面」が出てきません。
まるでステッカーの頑固な粘着剤のようです。さっきまでのベタベタが、いつのまにかネバネバになってます。
まだはじまったばかりなのに、すっかりテンション下がり気味です。



 

とはいっても、ポロンと投げ出すわけにはいきません。やりますよ。やりますとも。
このネバネバな感じ、ステッカーやエンブレムを剥がしたあとの、あのしつこい粘着そっくりです。となればいつものアレ、の登場です。そうです、ZIPPOオイル。
が、しかし。全然歯がたちませんでした。 というわけで取り出したのはラッカー系のシンナーです。これさえあれば、の強力な助っ人です。
ニオイも強力です。クラクラします。十分な換気ができる環境で作業しないと大変です。

もうとにかくゴシゴシ。少し多めに付けて擦っていると、やがてあのベタベタがスッキリ。おっ、イイんじゃない?これ。




 
スッキリ。できたじゃん。これでOKでしょ。なんて感じにベタベタが消えました。サラサラです。
なんてウマくいくわけないんです。この状態だと、サラサラはしていますが、まだあの「ベタベタの元になるであろうモノ」が表面に残った状態です。
今はサラッとしていても、やがてまたネチネチが再発するはずです。左側画像の右上に筋状のキズが見えますね。
これは先ほどドライバーでガリガリやった時のキズです。ここがこのプラスティックの地肌です。

しかも、いっけんうまくいったように見えるこの表面も、爪の先で軽くこすっただけでごらんのとおり。表面がすぐ削れます。だったらあとはサンドペーパーで!
なんて甘い甘い。 いざ、削ろうとすると摩擦熱で微妙にネットリ感が出てきます。



 

シャカシャカいくら繰り返しても、三歩進んで二歩下がるどころか、ベタベタのぶり返しで5歩くらい後退しています。ちなみに左画像、本体左半分が、かなり削れているように見えますが、これでもまだベトベト面が残っている状態です。
ここはひとつ強硬手段に出てみましょう。ティッシュ等にシンナーをたっぷり染み込ませ、パーツを包んでみました。揮発を防ぐために、この状態でビニール袋に入れてしばし放置。うまくいけばあと5分ほどでスッキリ地肌が出てくるはず。塗膜剥離の要領ですね。

うまくいけば、ですが……。




 
ひぃ〜っ。

タイヘンなことになってます。

なんですか、これ。シワっシワです。ペーパーをしっかりかけた左半分は恐ろしいほどベトベトに。いや、ドロドロに近いかも。右半分はまるで縮み塗装です。
もうすっかりやる気失せました。新しい灰皿って、おいくら万円? 憂鬱とはこのことです。



 

まるで焼け跡から発掘したかのようです。左半分、シンナーでゴシゴシこすってみましたが、いつまでもいつまでもベトベトしたままです。
なんとなく下地が見えてきた気もしますが、それでもベトベトは消えません。

はっ。
もしかして、プラスティックが溶けてるんじゃ……。このままではベトベト面どころか灰皿ごと溶けてしまうかも。シンナーが結構強いですからね。
これ以上は危険かも。こうなったら最後の手段、サヨナラ覚悟でいくしかありません。表面に残ったベトベトを強制撤去です。シンナー成分を乾燥させて
削りやすくしてから作業開始です。

カッターの背を使って、無理矢理削ってみます。ややグレーがかった部分、これこそがプラスティック表面です。カリカリカリカリ。
刃先など尖った部分があたると、深いキズになってしまいますので十分注意してください。

だったら最初からカッターで削ればよかったじゃん、と思うんですが実際のところどうなんでしょう。最初にドライバーでカリカリやったあの粘着感からすると、
カッターだけで最初からうまく行くとは思えません。




 
なんとかここまでたどり着きました。

これで地肌が全部でたはずです。
さあ、ここで気合いを入れなおし、仕上げ作業へと突入です。

ここまでくれば、あとは根気の勝負。じっくり下地を仕上げさえすれば、もう完成はすぐそこです。何度も何度もペーパーをかけては指先で確認。
滑らかな面ができるまで、ガマン、ガマンのペーパーがけです。



 
さあ、いよいよ仕上げです。まずはサーフェイサーを吹き、しっかり乾燥させてください。
この段階で、細かなキズが目についたら、迷わずもう一度ペーパーがけからやり直し。サフェで消えないキズは、仕上がった時にもそのまま
表面にあらわれてしまいます。面倒がらずに、下地処理はしっかりと、です。

サーフェイサーが十分に乾燥したら、本塗りに入りましょう。
過去のDIYをしっかり思い出し、少しずつ、少しずつ、が基本です。



 
吹いては乾かし、吹いては乾かしを繰り返し、塗膜を重ねます。
そろそろ乾いた? なんて指先で触らないように。いつもそれで失敗してるんですから。今回はマットブラックで塗装しています。
表面のツヤが引け、艶消し状態になってもまだまだ十分に乾いたとはいえません。内部に残る溶剤がしっかり抜けるまで、触ってはダメです。
ここで指紋なんてつけたら、これまでの苦労が全部水の泡。慎重に、慎重に、です。

何回も重ね塗りした場合は特にご注意ください。



 
十分に乾燥したことを確認したら、ようやく完成です。

長かった……。 でもこの仕上がり。嬉しいじゃありませんか。思わずニンマリ、です。






 

 お疲れさまでした。作業完了です。
いかがですか? ハッキリ言って今回の作業、想像以上にヘヴィです。そしてこの方法が正しいのかどうかもやや微妙です。もしかしてあのベトベトを、もっとカンタンに落とす方法があるのかもしれません。そこさえクリアできれば、あとの塗装はそれほどでもありません。
とにかくキモはベトベト落としです。

今回は小さく、形も単純な灰皿でしたが、例えばgtv/spider前期型のセンターコンソール。もう10年以上経ってますから、そのベトベト度合も相当なはずです。あれをキッチリ仕上げるなんて……。それにしてもなんであんな素材を内装に! なんて怒ってみてもはじまりません。

さあ、とにかくチャレンジ、してみますか!?

Do It Yourself コーナーでは「こんなことをやってほしい」、「これを付けてみて!」等々、皆様からのリクエストをお待ちしております。    Do It Yourself リクエスト





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